頼みの綱の防空システム「首飾り」が全滅し、敗北が確定した時に、首謀者のマクシミリアン・フォン・カストロプが周囲の人間に「お前のせいだ」、「お前が私を焚きつけたのだ」と当たり散らした挙句、口にした一言が「そもそも父上がいけないのだ。不正をしたのは父上なのだから」です。どう考えても自分が悪いのですが。
『銀河英雄伝説』DVD 本伝第5話 (C) 田中芳樹・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ・らいとすたっ ふ・サントリーより引用
人間の醜さを言動すべてで表現してくれたマクシミリアン。勝っているときは尊大、負けが分かると責任転嫁。振れ具合が半端ないですが、現代のビジネスでも、「こういう人いるなぁ」という妙なリアリティがあります。
ここの学びはただ一つ、「人のせいにしてはいけない」です。この後、マクシミリアン・フォン・カストロプは、多くの部下にナイフで刺されて命を落とします。自業自得ですが、人間はそもそも身勝手なものかもしれず、自分も状況によっては同じようなことをするかもしれない、と身を引き締めてしまう今日この頃です。
0 件のコメント:
コメントを投稿